高齢者

人生100年時代を乗り切るためにその1

投稿日:2021年4月6日 更新日:

ボクが小学生(10歳位)の頃に150人ほどだった100才以上の日本の高齢者は、ボクが70歳になった現在ではすでに7万人を超えています。今後もますます日本人の高齢化は進んで行きますので、人生100年時代を生き抜く上で、元気な間はいつまでも働き続けるのが当たり前の世の中となりました。この時期に来ていかに高齢である自分の“鮮度”を若く保ち、人的なネットワークを広げられるかは、ますます重要になっていくものと考えられます。そのために重要なことが3つあります。

  1. 高齢者が新しい情報を得やすい環境にいるためには日頃から若い人たちが話しかけやすいような関係性を築いておくこと。年長者だから、上司だから言うことを聞け、という態度でいてはダメです。若者は「年寄りに(上司に)付き合わされても楽しくない」というのが本音ですから。だから若い人から見て、積極的につながりたくなる価値を高齢者として持っておく必要があるということです。
  2. 若者が何かを教えてくれようとしているのに「そうは言ってもやっぱり違うだろう」などと全否定するような態度で向き合うのはダメですね。相手が喜んで話したくなるような、話を引き出す雰囲気や聞く態度、Give and Takeで参考になるような情報を教えるといった、高齢者としても何らかの価値を持っていなければ、若者は決して心をひらいてくれません。
  3. 自分が情報を発信し続けていることが重要なのです。こうすることで、自然とその話題に興味を持つ人が集まり関連する情報が集まるようになってきます。

以下リンクをご利用下さい。

 

-高齢者
-,

執筆者:


  1. 清水英典 より:

    2023年現在、日本の100歳以上の高齢者は9万人を突破しました。

清水英典 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

認知症状なのか加齢によるもの忘れなのか?

皆さん、最近忘れっぽくなったなぁ〜なんて感じることありませんか?あるいは身近の方でそのような感じが見受けられる方。高齢者とは限りませんが、年齢を重ねるに従って、誰でももの忘れは大なり小なり顕著に現れて …

焼酎のお話

我が国でのお酒の消費量の推移から考えるに、ヒット商品や衣類やメーク、髪形の流行等と同様にほぼ10年を周期に流行が移り変わっているという事実が見て取れます。 高度経済成長期に全盛期を迎えた日本酒時代のピ …

冬場の新型コロナウィルス対策

 新型コロナウィルス感染症の蔓延については、世界中が大迷惑しています。どこの国が元凶だの誰が悪いだのを議論しても、悲しくなるだけで物事が先に進みませんので、どうしたら感染拡大を防げるかということについ …

日本の教育制度について考える

 もう40年近く前の話です。小学校の教員をしていた頃、文化祭でクラス発表をしました。「我が生い立ちの記」というテーマで、今まで生きてきた経験を子どもたちなりの視点で書くというものなのですが、模造紙の中 …

認知症予防のために

能力は誰でも進化させられるし維持できます  年齢とともに認知症になるリスクは上がり、65歳以上では7人に1人が発症するというデータがあります。しかし最近は、積極的に予防すれば発症を抑えられることが、国 …