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クレジットカードの不正利用

投稿日:2020年2月10日 更新日:

このシャフト株式会社オリジナル工房ブログで以前、「クレジットカード」のところでクレジットカードの利用に関する注意事項を書かせていただきましたが、昨日まで雪の上越に短い旅行をしていまして、その時にクレジットカード利用で気がついたことがあるので、今回のブログではこれをもう少し掘り下げて、スキミングやフィッシングなどでカード情報を盗まれてしまい、身に覚えのない代金を請求された場合について考えたいと思います。不正利用が行われた時にカード名義人である自分が警察にかけ込んでも、被害届を受理してもらえないことがあるのです。なぜならクレジットカードの詐欺による不正利用は、刑法に定められた「詐欺罪」となることは皆さんご存知かと思いますが、詐欺事件では「だまされた人」と「おカネを取られた人」は同じ人になるはずですよね。ところが、クレジットカードの不正利用の場合、まず処理したショップがだまされたことになります。しかし、決済された代金はクレジットカード会社がショップに支払うので、代金をだまし取られ被害者はクレジットカード会社ということになってしまいます。そして実際に不正利用が発覚するのは、名義人(自分)に対してクレジットカード会社から見に覚えのない請求が発生したときです。変だなと支払いに不審感をいだき、クレジットカード会社に問い合わせて発覚するまでの、この今までの一連の流れの中に名義人(自分)はまだ出てきていません。不正利用が発覚した段階で名義人(自分)は不正利用分を請求されただけということになります。変な話ですが、詐欺の被害はおカネとしては受けていないので、名義人(自分)は警察に被害届を提出することができないのです。クレジットカードの不正利用にあった場合、名義人(自分)はクレジットカード会社に「この買い物は不正利用です」と伝えて調査を依頼します。その後クレジットカード会社が買い物の内容、利用されたショップ、配送先などを調べて、不正利用であることが確認できれば名義人(自分)に対する請求内容が訂正されます。このようにクレジットカードの不正利用で直接被害者になるのはクレジットカード会社なのです。しかしクレジットカード会社は警察に被害届をほとんど提出しません。なぜかというとクレジットカード会社は不正利用をした人間に決済を許したということで、決済を実行したショップに対して代金の返還を求めるので、だからクレジットカード会社としては実損が発生しないのですね。つまりショップが一番泣きを見るのです。悲しいですよね。しかしショップは法律上の被害者にならないので被害届を出さないことが多いのです。こういったおかしな理屈で、警察も、積極的に捜査はしないというような流れになってしまっているようで、こんな中途半端な状態だから悪質な不正利用事件があまり表ざたにならないことが多いのです。困ったもんです。さて、ではクレジットカードの名義人である自分はどういう姿勢でいたらよいかということになりますが、前述の「クレジットカード」のところでもはっきり述べさせていただきましたが、まず利用者として最低限以下のことを守る必要があります。

もっとも効果的で現実的な不正利用対策は3つしかありません

1)カードの裏面には必ず署名(サイン)をすること
2)カードの暗証番号を第三者に推測されやすい番号にしないこと
3)利用明細書をこまめにチェックすること(これをやっていない人が多すぎるのです)やりましょうね、今月から。

そして、万が一不正利用を発見しクレジットカード会社に連絡をした場合でも、カードに付帯される盗難保険が適用されずに個人的な被害となってしまう場合があります。代表される内容は以下です。

カードに付帯される盗難保険が適用されない場合

1)カードの裏面にサインが書いていない場合
2)カードを他人に貸したり、カード情報を使用させたりした場合
3)会員の関係者が利用した場合
4)不正利用の発生から期間が経ち過ぎている場合(保険の適用条件は「利用明細書の送付、またはインターネットによる通知後60日以内」)
5)キャッシング被害にあった場合

上記のようなことに巻き込まれないように、ボクのウチでは以下のような注意をしていますので、皆様もどうかご検討ください。騙す奴が一番悪いのです。しかし騙される方もそれに対応できるように心してしておく必要があります。
ウチでは10年以上前から、光熱費支払い、ネット通販取引、スーパーマーケットやデパート等での買い物、レストラン等、どんな支払いでも基本的にクレジットカードで処理をしていますので、必ず控えを保管し、その日のうちに鉛筆で簡単なメモを記載して保管しています。ボクの利用したものと家内の利用したものは物理的にクリップで仕分けしています。そして毎月のカード会社からの請求が来た段階で即時支払明細の一覧をプリントアウトし、これを赤ペンチェックをして、例え少額であっても自分たちが本当に支払いをしたものかどうか必ず確認することにしています。クレジットカードをご利用になるのであれば、毎月のチェックを欠かさないようにする習慣をつけることをぜひともお薦めしたいです。金額の大小ではありません。今後ますます電子決済システムは増加し、好き嫌いに関わらずキャッシュレス化が進みます。自分の身は自分で守りましょう。それっきゃないのです。どうか十分なご注意をお願いします。弊社の商品の支払い方法もクレジットカードの他Amazon Pay、楽天ペイ、銀行振込、後払い等がございますが、今まで不正利用の届け出はございません。皆様どうかご注意下さいね。

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