メインの仕事を定年退職したら自立できる人間になりたいですね。「ともだち多いですか?」と尋ねると、同じ会社や組織に勤めている同僚を友人と指す人がほとんどですが、それは知人のことですよね。たまたま知人が友人となる場合もあるかもしれませんが、利害関係を超えたつきあいを普段からしておく必要があると思います。それが証拠に定年退職後に縁がスッパリ切れる人って多くいます。ボクもそうでした。それまではともだちが数百人位はいるんじゃないかと思っていましたが、玉川大学を定年退職後1年で連絡をしてくれる人は数人になりました。悲しいですがこれが現実ですし、だからそれは「知人」だってことで割り切らなくっちゃダメですね。
定年退職後は今までの生活とは大きく変わりますが、定年退職後に急に無理して意識して始めたこと、男性の場合でいうなら奥様に言われたから仕方なくいやいや始めたことで失敗する人は多いものです。なぜかというと、好きじゃないことをやっているからです。山歩きでも家庭菜園でも、自分が好きでやっているならいいんですよ。これは続けていくことで充実した生活を送ることができます。しかし「みんながしているから」とか奥様からうるさく言われたからいう理由で始めても絶対長続きしませんし、やっていても自分が楽しくありませんよね。外に出て何もすることがなかったら家でゴロゴロしていていいと思います。だって嫌なことをやるのってストレスたまっちゃいますからね。自然体じゃないです。大切なことは、家にいるか外にいるかではないのです。自分が「自立できているかいないか」ってことだと思いませんか?奥様からしてみたら家でゴロゴロされるのが嫌なのではありませんよ。もしもあなたが男性なら、あなたが自分勝手で自分本位なオヤジだから嫌がられると考えた方がいいです。
自分ひとりではお茶も入れられない、食べるものも準備できない。こんなことじゃダメですよね。定年退職後の人間が自立できていない大きな原因はアウェーの経験がないからに他なりません。会社や学校やその他の組織というホームは居心地が良いですからねー。どんなにエラソーにしていても叱られないんですよね。ま、コロナで少し変わりましたけど、組織内でしか通用しない言葉や話題であっても、自分が常識だと思っていればこれで何でも通るという経験を何年もしてきたわけです。これに対して女性である奥様は常にアウェーでやってきたということを理解しましょう。すごいことなんですよこれって。ボクも定年退職して家に目が向くようになってからやっとわかりました。奥様にとってご近所さんだってアウェーですし、旦那さんの実家だってアウェーです。自然に生きるチカラがオトコとは比較にならない位大きいのですよ。旦那様はご近所様のお顔とお名前を覚えましょう。何かあったときのために顔を知っておいた方がいいのはもちろん、あいさつもしない無愛想な夫は、奥様の評判も落としかねません。奥様と散歩などを含めて外出する時に、奥様がごあいさつした人には軽く会釈をしてあとでどなたか尋ねるようにするくらいの配慮が大切ですね。
「孤独」と「1人でいること」とは違います
こういったなんだかんだで、自立できない中高年は、孤独になってしまうことがあるようです。でも「孤独」ということと「一人でいること」は全く違うことだという理解をしておく必要があります。ひとりで過ごしているから孤独というわけではありません。多くの人たちと一緒にいても孤独な人がいます。その違いは「自分の居場所」を持っているかどうか、つまり自立できているかどうかということなのです。
自分はいまの立場で世の中にどのように貢献しているのか、この世の中に存在している意義はいったい何なのかということを常に意識していれば有意義な老後を過ごすことができると思います。今まで当たり前だと思っていたことにこだわらず、いま置かれているその世界のために自分は何ができるか、どんな人とコミュニケーションをしていこうかと真剣に考え、心の通う友人をつくってください。ひとりの人間として自立しましょう。あなたもボクも生きていくために必要なのは「自立」なのです。そして健康で楽しく生きていくために、以下の3つを心がけましょう。
詳細はこのリンクにあります。
- 暴飲暴食を控え、食生活に気をつけ、規則正しい生活を送る。
- 運動を生活に取り入れ、体重の維持を意識する。
- ストレスを溜め込まないように楽しい毎日を送る。
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