パズル 高齢者

平均寿命と健康寿命と平均余命

投稿日:2020年2月5日 更新日:

 

問題発言になると困るのですが、正直に「長生きだから幸せだとは限らない」と今の自分は思うのです。 総人口に占める65歳以上の割合が、7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼ぶそうですので、日本は、すでに超高齢社会になっています。2025年には日本の全人口の30%、2050年には40%が高齢者になっちゃうらしいです。普通は加齢により体の機能は徐々に衰えていきます。加齢が進めば更に深刻な状態になってしまうかもしれません。そして我が国の人口は減少傾向にあります。具体的に言うならこれから30年間で高齢人口が約1200万人増加するのに対し、生産年齢人口は約3500万人減少するという予測があります。これは大変なことなんです。「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか?これは「病気やケガといった健康上の問題で、日常生活が制限されることがなく自力で生活を送れるまでのリミット」を言います。厚労省の最近の健康寿命のデータでは、男性が「73歳」、女性が「75歳」となっています。平均寿命と健康寿命の差を考えると、人によって差はあるものの人生の最後の約10年程度は、不本意ながらどこか不自由な生活を送る可能性のある人が多くなるかもしれないってことですよね。調子が悪くなったり動けなくなったりすることは、本人が望んでなったわけじゃないということはわかっているものの、本人は勿論ですがその周りの人間は介護だの支援だのでたまったもんじゃありません。昨年父親が亡くなるまでそれを経験し、現段階も母親で続いています。会社ブログなので、ここまでにしますが、他人にはわからないのですね。ホントです。で、ボクはどうしたいかというと、正直自分が死にたい時に死ねたらいいなと思うのです。昔の人は(ボクの祖父や祖母がそうでしたが)、調子が悪くなり、だんだん食べられなくなり、なんとか頑張ってもらっていても、いつしか限界がきて、みんなに惜しまれて亡くなって行く……..それが昔の自然な死ぬ方だったと思うのですが、最近は本人の希望を無視して動けなくても食べられなくても何としてもダラダラと生かそうとする傾向が強いのですかね。父親も自然死を望んでいましたが、ひょんなきっかけから入院をしたために1ヶ月半苦しんでから亡くなることになってしまいました。ボクは本人の希望通りに延命処理の依頼もしていないのに、申し訳ないと思うと同時にこの制度はおかしいんじゃないかと考えるに至りました。こんな経験から以下をまとめます。

Wikipediaによると、平均寿命の「寿命」とはいわゆる「天寿」ではなく、死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間としています。自分が生まれた時の社会環境や経済状態等などにより、生誕の段階で予測されたものです。一方、平均余命というのは厚労省が5年毎に算出しているものです。言うなれば時間経過に伴う状況環境変化による平均寿命の補正数値と考えても良いかもしれません。具体的にボク自身に置き換えてみるならば、生まれたときには60歳位まで生きるだろうと予測され、その後生きている間に様々な要因や変化が加わって、11年プラスされて71歳まで生きると言われ(おぉ~、あと1年か?)、平均余命では十数年伸びて85歳で死ぬということになっています。何が正しいかはさておき、本題に入ります。人間は誰もが死にます。それは誰もが決して避けることはできません。ですが、人間として病気はしたくない、痛い思いをしたくない、動きまわっていたいと考えている方がほとんどではないでしょうか?そのためには、あまり神経質になる必要はありません。この誰もが望む健康寿命を延ばすためには何をすれば良いでしょうか?食事の内容を考え、スポーツクラブに通って運動し、酒やたばこを控えて、健康診断や人間ドックを怠りなく受診することだと思いますか? ボクは違うんじゃないかと考えています。もちろん日々の健康安全に気遣うことは大切だとは思いますが、目的を持ってずっと働いたり、多くのことに趣味を持って積極的に動くことで、「毎日が楽しくて仕方がない」状態を作ることが何よりも重要だと思えてならないのです。健康を維持するためにこまめに対応策を打っているということよりも、自分が興味・関心のあることに充実感をもって取り組んでいることの方が重要で、健康な人とは、むしろ健康のことを神経質に考えない人なのではないかと思えてならないのです。ただ、頭を使うトレーニングをすることを欠かしてはなりません。頭脳の働きは年齢とともにどんどん低下して行きますからね。おまえパズル屋だからまたそんなこと言うんだろうと言われるかもしれませんが、本当にパズルは指先を動かし頭脳トレーニングになるのです。過去のブログでもご紹介しましたが、大学教員時代も能力とオリジナルジグソーパズルの関わりを研究してきました。特に高齢者の方々には、オリジナルジグソーパズルを触っていただきたいと切に願っております。さて、そういうボクもそろそろ持ち物の片付けや身辺整理を行い、ダウンサイジングして行かねばと考えています。皆さん、健康で過ごして行きたいですね。

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執筆者:


  1. 阿部百合子 より:

    私も終末に向けて断捨離しなくちゃあ、と考えていますが、なかなかできないものですね!

    • いつも元気な工房長 より:

      阿部さん、過日も書かせていただきましたが、断捨離の基本的なやり方は以下です。
      ものは捨てても思い出は決してなくなりません。思い立ったらやりましょう。

      迷ったらゴミ
      使わなきゃゴミ
      なくしても買いなおさないものは捨てろ
      いつかは絶対来ない「いつか使う」は絶対無い
      使えるか、ではなく「使っているか」
      高いものはすぐ使え
      悩む理由が値段なら買え それ以外ならどんなにお得でも買うな
      普段使ってないもの。災害時にそれ持って逃げるか?
      思い出の品を捨てても、思い出は消えない。

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