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老化と筋力についてその2

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これは、以前に記述した「老化と筋力について」のブログに後付するものです。そのときにも「けがや病気により10日間ベッドで過ごすと、たったの10日で筋肉量は平均約1kgも減少する」という話を出しました。これをもう少し掘り下げて、具体的な日々の対策を考えてみたいと思います。筋肉量が減るのは老若男女変わりませんが、60歳を超えるとその減少スピードはいっきに今までの数倍になると言われています。減少スピードが加速する理由はいくつか考えられますが、企業定年によって通勤などがなくなり運動量が減ることも1つの要因で、特にここ最近は新型コロナウィルス感染症の関係で、テレワークを余儀なくされる方々も増加しています。このまま運動不足が続いて行けば、体にマイナスの影響が出てくることは否めません。このまま運動不足が続くと、体を動かす神経系やバランスの制御力も失われ、若くても靴下をはこうと片足を上げただけで転倒するといったことも出てくる可能性があります。ならばどうしたら良いのですかという話になると思います。そこでオススメしたいのが以下の運動です。運動と言えるかどうかわかりませんが、意識して少しでも筋力の衰えるスピードを鈍化させたい気持ちです。

  • 自宅近辺では、エレベーターやエスカレーターではなく階段を利用する。
  • 買い物にいくとき、大股で早歩きをする。
  • 玄関で靴をはくときやトイレで用を足すときにスクワットを3回する。
  • ボクの場合、工房でオリジナルジグソーパズルのプレス加工を毎日しているので、時折椅子に座らず空気椅子でプレス加工をしています。

日々のことですので、こういった身近なことだけでも、太ももの筋肉の活動量がぐっと上がります。毎日必ずしていることに少しの運動を組み込めば、習慣化することができますので、どうか大げさに考えずに取り組んでみてください。

 

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