高齢者

保険について

投稿日:2020年11月1日 更新日:

 過日、「終活に向けて無駄を省くために」のブログで、年間60万円程度支払っていたニッセイの生命保険(ニッセイさんが悪いって言ってませんので誤解のありませんように)から、夫婦二人で¥4,000/月の都民共済(都民共済さんが一番良いって言ってませんので誤解のありませんように)に変更したことを報告しました。これは「高額療養費制度」を適用すれば、仮に月に100万円の治療費がかかったとしても自己負担は8万7830円で済むので、この不足分を補うのに都民共済の補助だけで十分だという考え方をしたからなのです。医療保険は公的な医療保険ではカバーできない部分、例えば入院したときの食費や個室の差額ベッド料、そして病院にタクシーで通う場合の交通費といった部分ですので、「医療保険に入らなくても、貯蓄から出せるのではないか?」という考え方をしたわけです。
ボクのように月2,000円にダウンサイジングした都民共済(他県にお住まいの方は県民共済)保険に入っていたとして、20年間払い込み続けるとその総額は2,000円×12ヶ月×20年で48万円になります。もっともボクの加入している都民共済の熟年2型は85歳までが加入の限界で、ボクが加入したのが70歳直前なので、2,000円×12ヶ月×15年で36万円となります。もしその間に5日入院したとしても、その36万円を貯蓄しておき、そこから払えば良いという考え方もできるわけです。これは都民共済を例にしていますので、もっと割高の生命保険の場合はもっと高額の比較になってしまいます。都民共済は熟年でも保険内容の変更を行えますが、満70歳までとされています。それ以降はまったく変更が出来ません。そこで、ボクが満70歳になる直前に決めた保険内容は熟年2型というもので、満65歳から85歳まで加入できるものです。

そして、その熟年2型の保険開始日が今日(2020/11/01)なのです。都民共済から明示された内容を上に参考までにアップします。ご覧いただくとおわかりの通り、左欄が満70歳まで(つまりボクの昨日(2020/10/31)まで)、中欄が70歳から80歳まで(つまりボクの今日(2020/11/01)から10年後の満80歳まで)、右欄が80歳から85歳までで、それ以降は保険適用されません。画一的に物事を考えてはいけませんが、例としてとりあげさせていただきますが、今日から10年後の満80歳までにボクが死んだら、都民共済から50万円をいただけることになっています。この間何の病気にもならず月2千円の保険料支払いを続けていたら、250ヶ月で50万円になります。250ヶ月というのは約20年ですので90歳ですから、85歳で保険加入が出来ないことからこれは計算になりません。例えばこの条件でボクが80歳で死んだ場合、2千円×120ヶ月=24万円という計算になります。命をお金で換算しているわけではないので不快であったらお許しください。悪気は全くありません。自分自身の事柄として、参考までにお伝えしています。良し悪しはともかく、一度決めたことを契約したままで使わずに、あるいは現状には則さないのにそのままになって忘れている事柄というのは結構あるものなのです。携帯電話の契約内容はその最たるものですが保険等の見直しも大切ですね。ボクはそれまで生きていたら、都民共済も80歳を境に解約するつもりです。上記表をご覧いただければおわかりいただけるかと思います。まずは、特に高齢者の仲間入りをされる方々は様々な事柄を一度見直しをされることをおすすめしたいと思っています。
2020/11/01 肌寒くなった調布の自宅での午後のひととき。

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