皆さん、最近忘れっぽくなったなぁ〜なんて感じることありませんか?あるいは身近の方でそのような感じが見受けられる方。高齢者とは限りませんが、年齢を重ねるに従って、誰でももの忘れは大なり小なり顕著に現れてくることになります。これは人間として当然のことなのです。ですが、もの忘れがひどくなったからといって、一概に認知症発症ではないかと決めつけることは危険です。認知症の初期症状が発症しているのか、それとも単なる加齢による多少のもの忘れが目立ってきているのかは大きな違いがあります。生活する上で本人も家族も危険な状況に至る場合もありえますから、いずれは医師の診断が必要になることもありますが、まずは目に見える部分で自分で分析できる範囲で状態を冷静に考えてみましょう。4年後には「2025年問題」が差し迫っています。2012年時点で推計462万人だった認知症高齢者が、2025年には700万人に達すると見込まれています。高齢者(65歳以上)の約5人に1人が発症する計算になります。認知症によって判断力が不十分になってしまうと、当たり前のようにできていた財産の管理や運用、処分が1人で出来なくなってしまいます。もはや認知症は他人事ではなく、誰もが関わる可能性のある身近な病気ですから真剣に予防に取り組んで行きたいですね。
認知症を疑う症状の主な具体例
- 物や人の名前が覚えられず、覚えている名前が出てこない。
- お茶友だちなのに、「あの人は誰だろう?」(人物そのものを忘れてしまう)。
- さっき食べたのに、「朝ごはんはまだかな?」(体験全体を忘れてしまう)。
- 数分前の記憶が残らない。
- 約束したこと自体を忘れている。
- 月や季節を間違えることがある。
- 同じことを何度も尋ねる。
- 話題が乏しく、限られている。
- 今までできていたことに、ミスや能率低下が目立つようになる。
- 以前はあった興味や関心が低下する。
- 置き忘れ、紛失が頻繁にある。
- 生活が乱れる。だらしなくなる。などで、体験したことの全体を忘れていて、体験自体の記憶が失われている。そして、それによって日常生活に支障が出てきます。これが危険につながるのです。これに対して同じ「もの忘れ」と感じても、加齢による「もの忘れ」は、まったく違いますので以下に記します。
加齢によるもの忘れの主な具体例
- 物覚えが悪くなったように感じる。
- 朝食や夕食に何を食べたのか思い出せない。
- 知っている人だけど名前が出てこない。
- 約束をうっかり忘れてしまった(手帳に書いていなかった、手帳を見なかった)。
- 物の置き場所を思い出せないことがある。
- 曜日や日付を間違えることがある。
- 体験の一部を思い出せない(高校時代の修学旅行のルートを詳しく思い出せない)
などで、体験したことが部分的に思い出せないのであって、体験自体の記憶は保たれているので日常生活に支障は出ません。こういった場合は何かのヒントを出すと思い出してもらえるものです。
違いをまとめます
認知症で見られる「もの忘れ」
- もの忘れの内容(自分の経験した出来事自体を忘れる)
- もの忘れの範囲(体験したことを全部忘れる)
- ヒントを出すと(思い出せない)
- 記憶障害の進行(徐々に緩やかに進行して行く)
- 自覚(自覚なし、深刻に考えていない)
単なる加齢に伴う「もの忘れ」
- もの忘れの内容(一般的な知識や常識を忘れることがある。)
- もの忘れの範囲(体験の一部、最近の出来事を思い出せない。ど忘れ。)
- ヒントを出すと(思い出せることが多い。)
- 記憶障害の進行(何年経っても変わらない。)
- 自覚(自覚あり、必要以上に心配する。)
もの忘れを防ぐためにパズルで手指から脳を活性化
ボクは2021年現在満70歳です。あと半年で71歳になります。日々指先を動かし、脳を活性化させていく努力をして行くことが健康生活につながります。このために、シャフト株式会社のオリジナルジグソーパズルは最適な脳活性化グッズだと思っています。ボクは65歳からですが毎朝ラジオ体操第一を行い、40代から毎晩ホワイトパズルに取り組んでいることはすでにご報告しました。毎日欠かさず身体の基礎トレーニングを意識して行うことが、健康維持の秘訣だと考えています。どうか皆様健康な高齢者としてこれからもお過ごしいただけることを願っております。