駅の入場券としてスイカ(カードとスマフォ)が3月から利用できるようになります。交通系ICカードは、「Suica」「モバイルSuica」「Apple Pay向けSuica」「PASMO」「モバイルPASMO」「Kitaca」「ICOCA」など計10種類あります。
この10種類のICカードは、2013年から全国での相互利用が可能になっていて、鉄道会社は異なっても、どれか1枚を持っていれば、他のカードが対応するエリアでも改札を通れました。これは誰でも知ってますよね?しかしトイレを使いたいので改札口を取りたいだけとか、駅中の販売店に用事があるとか、ある駅の北口から南口に駅構内を通過するだけといったような場合は、電車に乗車するのではないので、駅構内への入場券を使うことになりますが、これがスマフォでは今までできなかったのです。だからこういう用事のある方は、今まではいちいち紙の入場券を券売機で買わなくてはなりませんでした。これが3月からちょっとだけ便利になりますよという話です。
JR東日本が3月13日に始めるのですが、「タッチでエキナカ」という名前がついています。これはSuicaなどの交通系ICカードを駅の入場券として使えるようにするサービスのことで、これによって送迎や通り抜け、トイレの利用などが今よりしやすくなりますよね。しかし、Suicaの発売から約20年もたった今、ようやくこんなことが実現できたんだからおそすぎ。ま、JRに限ったことでなく、何をするにも日本は遅すぎですねぇ。対応が慎重なのは良いことかも知れませんが、一番大切なのはスピードではないでしょうかね。この「タッチでエキナカ」はいずれ全国展開しますが、とりあえずの実施エリアは首都圏、新潟県内、仙台市内のうち、Suicaでの乗降に対応している駅とし、改札内の滞在は2時間まで認めるそうです。入場料は150円で、東京駅など一部の駅では、駅ナカ施設の利用を促進するために140円にしている駅もあるとか。先行実施する駅でバグ出しするんでしょうね。ま、一歩前進。
スイカ(カードとスマフォ)が入場券として使えるようになりました
投稿日:2021年1月23日 更新日:
執筆者:いつも元気な工房長