高齢者

夏に向かって注意喚起

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高齢者の脳血管疾患で亡くなる方が夏場に多く(厚労省2019年発表)なっています。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などのことを指していますが、この中で夏季に増えるのが、脳梗塞なんですね。恐いのは健康な人でも起こるということなのです。まだ若いとか若く見えるからって安心は出来ません。特に今年は例年以上の猛暑という予報が気象庁から出ていますから、暑さ対策を今からしっかりしておかないとですね。
猛暑で大量の汗をかくと血液中の水分量が減り、血液がドロドロになり血栓ができやすくなることはよく知られています。この血栓が脳の血管を詰まらせ、脳梗塞を引き起こしてしまうことが多いのですね。また、暑くなると熱を放出しようと血管が拡張するので、血液の流れが遅くなって、血栓ができやすくなります。高齢者や降圧剤などを服用している人は要注意です。あ、ボクもだ。
脳梗塞が発生しやすい時間帯は、睡眠中と起床後2時間以内だといわれています。就寝中は、コップ1杯程度の汗をかきますから、ベッドに入る前と起床時に、コップ一杯の水を飲むなどして、水分補給を心がけましょう。ボクは就寝前には冷たい水を入れたポットをベッド脇にセットして眠り、途中でトイレや何やらで起きたときには必ずそれを飲むようにしています。また起床したら基礎体温を上昇させることも含めて、コーヒーカップ1杯の白湯を飲んでいます。

それから就寝中は、室温と湿度の管理を徹底した方がいいですね。高齢者になると、誰でも暑さ寒さに鈍感になります。就寝中に脳梗塞を呼び込まないように、就寝時は自分の体感に頼らず、エアコンで温度を設定して、湿度も快適に保つことが重要です。夏の室温は28度以下、湿度は60%以下が最適だと言われています。ボクはもっと室温は低くしています。ペンギンさんですから。それと、当たり前ですが、夏場の暑い日中はなるべく出歩かないようにした方がいいですね。高齢者がどうしても用事で外出が必要な場合は、「携帯電話」「お金」「健康保険証」「水」「タオル」は携行必須アイテムです。

それから、以前「心電図機能と不規則な心拍の通知で安心をお届けします」という自分のブログでもまとめたことがありますが、Apple Watchで心臓病予防をすることが遅まきながら日本でも頻度が高くなってきました。転ばぬ先の杖ですので購入と利用をご検討いただきたく思います。慶應義塾大学医学部内科学教室循環器内科の木村先生は、「心房細動は寝ている間にも起こる。アップルウォッチのようなウェアラブルデバイスは、気づきにつながる」とコメントされています。

言い方が悪いと叱られるかもしれませんが、昨日の「加入保険の見直しをオススメします」に記載しました保険料や携帯電話の契約が適正になるように見直せば、1台や2台のApple Watchを購入するなんて軽いモンです。一番大切なのは自分の身体と家族の健康ですからね。

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