高齢者

人生100年時代を乗り切るためにその4

投稿日:2021年4月9日 更新日:

 2025年、自分も含め団塊世代の全員が75歳(後期高齢者)を超えると、年間死亡者数が激増し、日本は「多死時代」を迎えると言われています。ボクは死ぬのは怖くありません。人は必ず死ぬのだから、寿命で死ぬのは受け入れられます。自分の家族も含めて、極力他人様にご迷惑をおかけしないで静かに死んで行きたいと常々考えています。しかし痛くて苦しくて辛いのはイヤです。誰だってピンピンコロリがいいって思ってますもんね。いまの元気の秘訣は何かと聞かれたら、迷わず以下を答えます。
  • 無理な運動をしないように心がける。
  • 三食しっかり食べる。
  • 7時間眠る。
  • 好きなことを好きな時に好きなだけやる。
  • くよくよ考えるのはやめる。
  • 家の中でゴロゴロ横になったりだらしなくするのはやめて、億劫がらずにすぐ動く。
 江戸時代は、移動手段は歩くだけでした。庶民は毎日約3万歩、現代人の6倍も歩いていたといわれます。江戸時代の日本人は幸福度がとても高かったと再評価されていますが、その要因のひとつはよく歩いて健康だったからだと思います。
病気になってからの治療より、予防に重きをおくべきで、歩くことが重要なファクターとなります。高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病、うつ病や不眠症、がん、認知症、腰や膝の痛みなども、ほとんどの病気は歩くことで改善し、予防効果も高いと言われることが多いです。歩くことは、下半身だけの運動ではありません。首や腕などの上半身も使う全身運動ですから、散歩のときは下半身よりも肩甲骨を意識しましょう。肩甲骨を動かすには、準備体操が欠かせません。ボクは毎朝ラジオ体操第一をかけて身体を動かしています。歩くときは骨盤を前傾させる意識で、まっすぐ立ってから歩き始め、肘を後ろに引くようにして腕を振ると肩甲骨もしっかり動きます。歩数よりも姿勢、量より質です。毎日散歩続けるなど、習慣にすることが大事ですね。
iPhoneが勝手に自動計測してくれているので、昨日まで1週間のデータが以下のように記録されていました。ワークアウトのスクリーンショットに見られるように、会社からの帰宅時には1つ先の駅まで歩き軽い買い物をしてから帰宅するというような意識をしています。この記録によると、日付が変わらないうちに眠りにつき8時間程度の睡眠はとれていますし、日中働いている時間帯の立っている時間は10時間程度はあるようです。そして日々5Km程度は歩けているということがわかります。それでも運動量は少ないのかもしれませんが、新型コロナウィルス感染症の第4波が来ようとしている中で、高齢者としては精一杯の動きだと自己弁護させて下さい。
 皆さん、幸せを感じましょう。生きている間に幸せだと思えなければ、幸せに死ぬことはできません。生きている間にやりたいことをやり尽くさなければ、後悔なく死ぬことはできません。幸せに死にたいなら、幸せに生きようとする姿勢が大切ですよね。だから、後悔なく死にたいなら、後悔なく毎日を生きるようにしたいものです。今から死に方を思い悩むより、日々の生き方に専念した方が明るく過ごせますよ。自分のものの見方や考え方を少しだけ変えるだけで、そのへんに転がっている小さな幸せの灯りに気づくようになれるのですから。

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