おカネって無いよりあった方がいいに決まってますよね。ではどれだけあればいいのでしょうね?おカネに余裕があれば、好きなものを買ったり、旅行へ行ったりなどの贅沢ができ、自分は幸せだと思う瞬間は多いのかもしれません。所得が多いほど幸福だと感じる人が多くいるのかもしれませんが、ボクはそうは思えないのです。確かに物理的には満たされることがあるかもしれませんが、おカネで解決できないことも世の中には数多くありますよね?令和2年の現段階で一般的に年収700万円は高収入と分類されるようですが、その水準を超えると幸福度の低下が見られるという研究もあるようです。おカネによる幸せのピークは人によって、また考え方によってばらつきがあると思いますが、いずれにしても「年収が上がれば上がるほど幸せになれるわけではない」という見解も世の中には多く存在するように思われます。金銭の所得としてだけ考えた場合、高所得者と低所得者の差はおカネそのものですが、時間は1日24時間、1年365日、誰にでも平等にありますよね。
たとえば、日本人の平均的なサラリーマンには、通勤に1日2時間ほどを使い、帰宅後にはテレビや余暇を過ごすという生活パターンが一般的かと思われます。1年間で考えるとその合計は4時間×365日で約1460時間、なんと60日にもなります。こう考えると、通勤は「人生の大切な時間を使っている」と考えることが出来ますよね?だからこの時間を有益に使うことを意識して、読書をしたり資格試験の勉強をしたりすれば、自分の知的好奇心を刺激して満足感が得られ、さらにキャリアアップにつながることも考えられます。電車で眠ってる暇はないですよね。また、余暇の過ごし方も、リフレッシュしつつ心が豊かになると感じられる時間の使い方を考えることが必要です。いくら高所得者でも、いつも忙しく時間に余裕がなければ幸せと感じられない場合も多いのではないでしょうか。ただし時間は誰にでも平等なので、自由にできる時間があるのならば「心にゆとりを持てる使い方」をすることで、おカネはさほどなくても幸福度が上がるものだと思います。自分を幸せにできるかどうかは自分の気持ち次第ではないでしょうか?「おカネがないから幸せではない」という短絡的な考え方は自分と周りをダメにします。ボクは通勤に徒歩で10分、自転車なら3分です。お客様1人1人のオリジナルジグソーパズル作りの作業にお陰様で工房は毎日大忙しですが、居眠りしたり余計なことをする時間がないので、毎日が有意義です。有り余るような財力はありませんし、土地も家も車もありませんが、「健康」と「夢」と「明るい家族」に囲まれて、毎日を楽しく過ごしています。夜は読書もしますし、風呂にもゆっくり入ります。会社の帰りに焼き鳥屋に寄ることもあります。これを幸せと呼ばないのなら幸せって何なのでしょうね?「本当に大切な人間関係を考えています」のブログで書きましたが、自分の「今」を変えていく勇気を持ち続け、ネガティブループにハマりこまないような考え方って幸せに生きて行くための基本かもしれないですね。